テンプレートリソース
テンプレートは様々なリソースから呼び出して使用できます。テンプレートを
display()、
fetch()
したり別のテンプレートからインクルードしたりする際には、
リソースの種類に続けて適切なパスとテンプレート名を指定します。
リソースを明示的に指定しない場合は
$default_resource_type の値であるとみなします。
$template_dir からのテンプレート
$template_dir からのテンプレートを使用する場合は、
テンプレートリソースの指定は必要ありません。しかし、一貫性を保つために
file: リソースを使用してもかまいません。使用したいテンプレートへのパスを、
$template_dir
のルートディレクトリからの相対パスで指定します。
$template_dir のテンプレートを使用する
display('index.tpl');
$smarty->display('admin/menu.tpl');
$smarty->display('file:admin/menu.tpl'); // 上と同じ
?>
]]>
Smarty のテンプレート
任意のディレクトリからのテンプレート
$template_dir
の外に置かれたテンプレートを使うには、リソースの種類
file: を指定しなければなりません。
その後にテンプレートへの絶対パスを続けます。
任意のディレクトリからのテンプレートを使用する
display('file:/export/templates/index.tpl');
$smarty->display('file:/path/to/my/templates/menu.tpl');
?>
]]>
Smarty のテンプレート
Windows のファイルパス
通常、Windows 環境の場合はファイルパスの先頭にドライブレター (C:)
が含まれます。ネームスペースの衝突を回避して期待通りの結果を得るために、
必ず file: を使用して下さい。
Windows ファイルパスからテンプレートを使用する
display('file:C:/export/templates/index.tpl');
$smarty->display('file:F:/path/to/my/templates/menu.tpl');
?>
]]>
Smarty テンプレート
その他のリソース内のテンプレート
データベース・ソケット・LDAP 等の
PHPによってアクセス可能なリソースからテンプレートを取得する事ができます。
そのためにはリソースプラグイン関数を記述し、それを登録する必要があります。
リソースプラグイン関数についての詳細な情報は
リソースプラグイン
の項を参照してください。
元から存在する file: リソースは上書きできないことに注意しましょう。
しかし、ファイルシステム上のテンプレートを別の方法で取得するテンプレートを作成することはできます。
それを別のリソース名で登録すればよいのです。
カスタムリソースを使用する
query("select tpl_source
from my_table
where tpl_name='$tpl_name'");
if ($sql->num_rows) {
$tpl_source = $sql->record['tpl_source'];
return true;
} else {
return false;
}
}
function db_get_timestamp($tpl_name, &$tpl_timestamp, &$smarty_obj)
{
// $tpl_timestampに代入するためにデータベースを呼び出します
$sql = new SQL;
$sql->query("select tpl_timestamp
from my_table
where tpl_name='$tpl_name'");
if ($sql->num_rows) {
$tpl_timestamp = $sql->record['tpl_timestamp'];
return true;
} else {
return false;
}
}
function db_get_secure($tpl_name, &$smarty_obj)
{
// 全てのテンプレートがセキュアであると仮定します
return true;
}
function db_get_trusted($tpl_name, &$smarty_obj)
{
// テンプレートから使用しません
}
// テンプレートリソース名"db"を登録します
$smarty->register_resource("db", array("db_get_template",
"db_get_timestamp",
"db_get_secure",
"db_get_trusted"));
// phpスクリプトからテンプレートリソースを使用します
$smarty->display("db:index.tpl");
?>
]]>
Smarty テンプレート
デフォルトのテンプレートハンドラ関数
テンプレートリソースからテンプレートの取得に失敗した際に、
テンプレートのコンテンツを取り戻すために呼び出されるユーザ定義関数を指定します。
この関数の使用方法の1つとして、その場限りのテンプレートを作成する処理を行います。
デフォルトのテンプレートハンドラ関数を使用する
$smarty_obj->template_dir . DIRECTORY_SEPARATOR . $resource_name, 'contents'=>$template_source ), $smarty_obj );
return true;
}
} else {
// ファイルではない場合
return false;
}
}
// デフォルトのハンドラをセット
$smarty->default_template_handler_func = 'make_template';
?>
]]>